カテゴリ:2014 縦走(常念小屋燕山荘)( 3 )

夏休み登山 (3/3)

【4日目】
燕山荘(2680m) → 中房温泉(登山口)→有明温泉→穂高駅

小屋の朝食は4時30分、5時30分、6時20分と3回に分かれていて、各自好きな時間に食べに行くというシステム。
オープン時間前に並び、満席になったら次の時間帯になるというものだそう。
燕山荘は600人収容できるマンモス小屋。
朝食時間は1回目の4時30分、早起きして並んでも次の回になるのはいやなので30分前に行くと、もう長蛇の列!
狭い通路に蛇行しながら並んでいる間、並んでいる人たち(グループ、単独、家族、2世代家族等、)
老若男女、人間模様もさまざまで、なかなか興味深い時間だった!
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これは駄目かなーと思っていたら、ぎりぎり?座れました。
息子の具合は起きても偏頭痛の状態で、やはり朝食は食べられず。
今日は朝早くに燕岳に登ってから下山しようと予定していたのですが、残念ながら息子の体調不良のため、下山のみと決定_。
下山だけだと時間はまだたっぷりあるので、息子はもう一度寝かせました。

朝食をとった後、外で景色を楽しむゆったりタイム。
天気が悪くなるという予報どおり、朝からガスがかかっていましたが少しだけ太陽が雲から覗くと、こんなにきれい!
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一瞬だけでした。

2時間ほど寝て起きた息子は晴れ晴れとした顔で、「偏頭痛治ったー! おなかすいたー!」と元気復活してくれました。
頭痛がひどければ下山もできないので、延泊も頭をよぎっていましたので、本当によかった!
夜行バス利用と縦走で疲労からきていたのかもしれないね。

外は雨が降り出していて外で食べることができないので、小屋の食事ルームで朝食の片付けが済むまで待ち、
ストーブでドライフード(インスタント)息子用朝食を準備、自分たちはコーヒータイム。

ゆっくりまったりと朝を過ごし、雨が本降りになりそうなため下山準備をしっかりとする。

8時に下山開始、最初は降ったりやんだりだった雨も、次第に雨あしが強くなってくる。
中房温泉から燕岳を目指して登ってくるグループが多く、狭い道ゆえ、ゆずる時間がとても多く長い!
やはり人気コースなんだなあと感じる。
この下山はほとんど登りがなく下って行くだけなので、ラクでした。
ただ、雨が土砂降りに近くなり、山道も滝のように水が流れていくような状況だったので、すべらないように気をつけるのがタイヘンだった。
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ほとんど下りということは、登ってくるのはタイヘン。
颯爽と登って行く老若男女の方々もいましたが、息を切らして一歩ずつかみしめながら大荷物を背負って登る方たち、心の中でエールを送りつつ、下っていきました。
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合戦小屋まで一気に下り、ここでレインウエア内の着替えタイム。
雨はどんどんひどくなり、またウエア内も蒸し暑くなったため。
ここでは名物のスイカを売っています。
雨がひどくなってからはほとんど写真をとれず。
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中房温泉(登山口)に到着。
コースタイム2時間40分に、30分弱オーバーでした。
道をゆずる時間を入れたら、まあまあのペースだった!
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有明温泉までは道路を15分ほど下って行き、有明荘(温泉)に向かう。
土砂降りと化した雨で、早く温泉につかりたいという一心!

温泉につかり、縦走の疲れをゆっくりととって、昼食タイム。
ここから穂高駅までバスが通っているので、それを利用。
くねくねの山道は車両どうし道をゆずりあわなければならないほどの狭さ。
バスにゆられながら、やっと駅到着!
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青春18切符で、鈍行の列車でゆっくりと、帰宅。
事故などもなく、帰宅できたことが何よりもうれしくほっとする!

今回、天気は1日目以外はよくなかったのでそれは残念だけど、
シャワー、強風、土砂降りなどいろんな雨の中を山行するのも、
ガスっていて景色を見ることができなくても幻想的な風景を感じたし、
すべてにおいて、いい経験、いい思い出となった山行でした。

自分はもっと体力をつけなければ!がんばろう!
そしてまた山に行きたい!














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by matu-cafe | 2014-08-23 18:32 | 2014 縦走(常念小屋燕山荘) | Comments(0)

夏休み登山 (2/3)

【3日目】
常念小屋(2466m)→東天井岳(2770m)→旧二ノ俣、小屋跡→大天荘(2875m)→大天井岳(2922m)→大天荘(10分休憩)→切通岩(2690m)→蛙岩(2660m)→燕山荘(2680m)

朝4時起床で5時に小屋で朝ご飯。
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ガスがかかって、シャワーのような雨がぱらりと降ったり止んだりの天気。
レインウエアとザックカバーを着用して6時出発。

赤い屋根の常念小屋があんなに小さく見えます。
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稜線といっても山を乗り越えていくので、アップダウンが当然あり…。
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縦走は初めてです。
山の稜線を歩くことがこんなにも気持ちがいいとは!
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振り返るとこんなところを歩いたんだーと感慨にふけります。
この稜線、風景を見ながら、この歌を思い出しつつ、一歩一歩歩いていました。

大好きなサウンドオブミュージックの中でも、特に大好きな歌のひとつである
「Climb Every Mountain」は何度聞いても、いつ聞いても、心を動かされ目がうるみます。

「Climb Every Mountain」

Climb every mountain
Search high and low
Follow every byway
Every path you know

Climb every mountain
Ford every stream
Follow every rainbow
Till you find your dream

A dream that will need
All the love you can give
Every day of your life
For as long as you live

Climb every mountain
Ford every stream
Follow every rainbow
Till you find your dream

A dream that will need
All the love you can give
Every day of your life
For as long as you live

Climb every mountain
Ford every stream
Follow every rainbow
Till you find your dream
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前方に立ち止まっている方がいて何かを見ています。
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近くまで行くと「雷鳥がいるよ」と教えてくれました。

強風で見通しもきかずシャワーな雨も降ったりの天気でしたが、
雪も残っている箇所もあったり、こまくさを見つけたり、雷鳥も出会え、
たまに、ふーっとガスが切れるときに山々がみえ、稜線歩きは楽しい!

大天荘に到着、ザックを置いて、休まず大天井岳に登り始めます。
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頂上! 2922m 今まで登った中で一番高い山です!
残念ながらガスってて何も見えない状況でした。

大天荘にもどって、10時。
コースタイム4時間30分とあったので、4時間ペースはなかなかいいペース!
ここで立ったまま休憩。
雨が降っていたので荘の中でコーヒーとパウンドケーキを半分こずつ食べ、息子はプリングルスをむしゃむしゃ。


さあ、これから燕山荘へ向けて出発。
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大きい石がゴロゴロしています。
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切通岩のクサリ場とハシゴ、ここは息子が一番怖がったところ。
息子の後に自分が通ったけど、そんなに怖くないのにどうして?他の場所の方が危ない箇所があったのにと思っていました。
後でこの場所のことを話した際、「ハシゴの横は崖で切り立ってたよ。」と夫。
そういえば自分は前ばかり見ていて(自分の一歩踏み出す位置)、横(崖)を見てなかったから怖くなかったんだと気づく!
うん、見ないでよかった。でもこれって周囲を見てないってことだから危ないなあ。
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ふっとガスが消えて山々の風景を見せてくれる、これ一瞬!
「わー、きれい」と言っている間にまたガスに覆われる。
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初めて見たコマクサ(高山植物の女王とよばれているらしい)、濃いピンク色がきれいで小さくてかわいい花だけど、強風の中で咲く力強さをもってる。
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行けども行けども、まだまだ先がある。
「大天井岳 大下り」とある看板。
燕岳から大天井岳に向かうのが大下り、というのだから、反対側から来た私たちは大上りだったんだ。やっぱり疲れるはずだ!
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大きな岩がごろごろ続く、まるで映画のセットのよう。
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蛙岩
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この看板からの1.2kmもけっこうな距離で、あと少しがいつもタイヘン。

そして燕山荘に到着!
大天荘から燕山荘までコースタイムは2時間45分だけど4時間かかってしまい、到着時間は14時50分。
遅くなってしまった。この頃にはけっこうな雨が降っていました。
朝から8時間歩いたので、へとへと!
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この山小屋はとても人気があり、集客能力も桁外れ。
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2段ベッドがずーっと続いています。
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自分たちの部屋は下段で、4畳の部屋を6人で使用。
男性1人女性2人の3人グループと相部屋となり、2畳に3人寝るというスペースでした。
布団と寝袋は常念小屋と同じような感じ。

レインウエアとザックカバーがびしょぬれで乾燥室行き、それらを整理してほっと一息。
天気がよくないので、食事ルーム(朝食夕食)で夕食準備時間前までならストーブ使用オーケーと聞き、やっとお昼。
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外に出てみると、雨もあがったようで、燕岳がそばにみえ、山小屋前の景色も一瞬見える。
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この山小屋には喫茶室があり(びっくり!ケーキも)、せっかくなのでコーヒーを!
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夕食時刻前に息子が持病の偏頭痛になり、夕食もほとんど食べられず。
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煮物とお漬け物はテーブルごとにあり、好みでとりわけます。

夕食が終わると、この山小屋オーナーのアルプホルンを披露してくれます。
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初めて聞く音は優しい音色でした。この標高でこの楽器を吹くこのオーナーの肺活量はすごい!
息子の具合がよくなく、心配の夜を迎えたのですが、なんとか寝ることができて少しほっとしました。

燕山荘は、診療所として順天堂大学医学部の方々が夏期の一時期、設置されています。
常念小屋は、同じく夏期の一時期、診療所として信州大学医学部が設置されています。

燕山荘での自分たちの部屋がちょうど診療所の近く(診療所と山小屋とはドアで隔たれています)でした。夜中、具合が悪くなったらしい子どもさんが診てもらいにきてました。
子ども連れ登山だと、診療所が開設されている時期に登山するのが安心だなあと改めて感じました。










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by matu-cafe | 2014-08-22 21:12 | 2014 縦走(常念小屋燕山荘) | Comments(0)

夏の登山 (1/3)

先日、北アルプスにて初の縦走に挑戦。
(行きは竹橋から夜行バス利用)
一ノ沢 → 常念小屋2450m(泊まり) → 大天井岳2922m → 燕山荘2680m(泊まり) → 有明荘
(穂高駅から青春18キップ利用で帰宅)

【1日目夜】

夜行バスの毎日アルペン号集合場所は竹橋、毎日新聞社ビルロビー。
いろいろな山々の麓(登山口)目的地の夜行バスがここからたくさん出発する。
出発時刻30分前に到着してみると、山登りのお仲間たちが集まっていて、それぞれのバスに乗り込んでいきます。
竹橋駅までの電車内では帰宅ラッシュの中、大きなザックを背負い、これから山です~という服を着て電車に乗るのはちょっと気恥ずかしかったけど、
ここで、やっとお仲間たち(勝手に!)がたくさんいることで、なんだかホッとする!

ほぼ満席のバス車内で出発した、が、このバスがものすごく揺れた。
こんなに揺れるバスは初めてで、道路がそんなにでこぼこしているのかと一瞬思ったが、高速道路だ、そんなわけない、バスの車体?に問題だ。
自分はどこでも寝ることができるという特技!?を持っていて、乗り物は特にすぐに眠気がおそってくる。
そんな自分だが、このバスではなかなか寝付けないくらいの揺れだった。それでもなんとかウトウトくらいはできたかな。

【2日目早朝】
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一ノ沢登山口に4時20分予定通りに到着。
まだほのかに薄暗い山々の上には月がきれいにみえました。
肌寒いので半袖の上にヒートテックを着て、持参したおにぎりを食べ、ザックを整理して、登山計画書を提出して、
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5時23分 さあ出発!
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沢の水の音だけが聞こえる山の中や、水流が多い沢の近くを歩いていきます。
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大滝ベンチあたりまでは順調!

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笠原を超え、胸突八丁(この名前自体がいかにもつらそう!)という看板くらいから、登りがきつくなり、一足一足が重くなり始め、
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心臓が飛び出るのではと思うくらい胸が苦しく、相当こたえました。
そんな自分に、息子が「がんばれ」「もう少し」など、いろんなコトバをかけてくれ、
夫は、ゆっくりな自分が何度も立ち止まり新たな一歩を踏み出すまで、見守ってくれる姿が、本当にうれしかった!
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白く見えるところは雪。
あと800mの看板がみえ、たった800mが山の登りではきつくて遠い。
もう写真を撮る気力もないくらいなため、このあたり写真なし!
あと500mの看板でも、永遠に続く500mではないかと疑いの心持ちになる…くらい、自分にはきつかった~。
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目的地(常念乗越2466m)まであとどのくらいなのか、と考えていると、バリバリとヘリコプターの音が直近で聞こえて見上げると、
ヘリコプター到来、ホバリングはじめた様子。
近いためものすごい風圧に驚き、重たい足取りだったのが恐怖で風圧を避けられる場所まで一気に登ります(恐怖の感情って体を動かすんだと実感)。
少ししたらヘリの音が遠ざかり、またすぐに聞こえました(おそらく吊り上げ)。
救助用ヘリだと思われ、救助された方は大丈夫だろうかと考えているうちに、ヘリは町の方向へ去っていきました。
そんな出来事があり、気持ちがそちらに逸れていたからか、その後はあっという間に目的地(常念乗越2466m)に12時30分到達!
笠原から目的地まで2時間がコースタイムなのに、約倍の時間がここでかかってしまった。

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登ってしまうと、先ほどまであんなにつらかったのが嘘のように感じるのが不思議、それが山の魅力なのでしょうか!
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山の稜線がきれいで美しい! 常念岳もきれいな形をした山だなあ。
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槍ヶ岳も見える! やはり槍ヶ岳をバックに写真撮影!

常念小屋で宿泊確認をするため中に入ると、またヘリコプターの音。
救助者を吊り上げ、また去っていきました。
(帰宅後、この2件の救助は生命に及ぶものではなかったとネットニュースを見てホッとしました)
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常念小屋の部屋(3人組側)。
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(私たち側)
女性1人男性2人のグループに、私たち3人で、6人相部屋です。
一人1畳弱(=寝袋がセットになった小さめ布団分)のスペースだけでも、あってほっとする。
全員布団を敷くと、奥側の私たちは他の方の布団を踏まないと自分のスペースにたどりつかないけど、寝袋に入っちゃうとそんなの関係なくなっちゃうから問題なし!

さてお昼ご飯!
山々に囲まれて眺め抜群の外ご飯は、ストーブでお湯をつくり、ドライインスタントフード(軽量でゴミも少量で済むため)。
インスタントは味気ないものだけど、ここで食べると、なんだか味が違う気がする(←自己満足です!)のかな。

常念岳登山(コースタイム登り1時間、下り40分)は、この日余力があれば登ろうと予定していたけど、余力なし!ということで、残念だけど無理しないというモットーのもと、次回ということに。

お昼がすむと夕食(小屋食にしました)まで、のんびりタイム。
山にくると、この時間がリッチだなーと感じます。
ダウンを着て外でおしゃべりしたり、風景が変わるのを眺めたり(ガスったりするし、風が強い)、山のことを夫から教えてもらったり、部屋で仮眠したり。
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そうこうしていると夕食タイム。
山のてっぺんで、野菜やフルーツがそえられているのは貴重!
おかわり自由のご飯とお味噌汁でおなかいっぱい。

夕食後は団らんスペース(山の雑誌や「岳」という山岳遭難救助が主人公のコミックがおいてあります。息子が夢中で読んでた。)で、おしゃべりタイム。
明日の天気を確認しながら、山の朝は早いから、もうあとは寝るだけ!

つづく…





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by matu-cafe | 2014-08-22 14:41 | 2014 縦走(常念小屋燕山荘) | Comments(0)