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待庵

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京都 山崎駅から徒歩約1分という立地にある妙喜庵。
その妙喜庵に、国宝建造物「待庵」がある。
11月末の紅葉の時期にそこを訪れたときの記録。

見学には予約が必要で、見学時間は約1時間。
庵主による簡単な説明や見学時の注意事項を聞いた後は自由に見学できる。
待庵はにじり口や窓から覗くだけで、中には入れない。
内観の写真禁止。

外観は何度も修復されていると思われ、時代をあまり感じさせない。
にじり口や窓から覗く内観は、外とは全く違う世界が広がっていて、千利休の時代の雰囲気を感じることができる。

二畳の茶室。
亭主側の天井高は低いが客側の天井は高くなっている。
装飾がなく素朴なようにみえて細かく計算しつくされている。

その二畳空間をつくる内部は、厳しく、張りつめた、緊張した空気を感じる。
窓からは時間によって変化する自然光が差すが、薄暗くせまい空間。
二畳分しかない建物内に二人が座ることは二人の距離感は限りなく近く感じられると思われる。
そこに互いを遮るものもなく、お茶をのむ。
茶道という世界を知らない自分だから想像力も陳腐になるけど。
この空間でもてなす茶というのは、心を鍛錬された者であればその効果(空間)も倍増されるような気がする。

その緊迫した時を終え外にでるときの開放感はどんな気持ちだろうか。
薄暗い閉鎖空間に、狭く小さいにじり口に体を折り曲げて入るときの気持ちはどんな感じだろうか。

閉所恐怖症とまではいかないけど狭いところは苦手な自分、また煩悩だらけの自分には、その空間(建物)は苦手だろうなと想像する。
でも入って体験してみたいという気持ちは見学すると増して来るから面白い。
もし入ることができたなら、タイムマシンで一気に遡り、その時代を感じることができるのかもしれない。
教科書にでてくる千利休と秀吉がこの茶室で実際にお茶を飲んでいたのだと想像すると、不思議な気がする。

この見学した日よりも前に、大山崎町歴史資料館を訪れ、待庵の原寸大復元模型が展示されているのを見学した。そこも周囲から眺めるだけ。
今回実物をみてみると、やはり凄みある内観の実物は違うなと思う。
この資料館は小さいながらも、とてもよくできていて(天王山の合戦)、子どもも大人もとても楽しむことができる。

…妙喜庵リーフレットより…
天王山合戦がおこり羽柴秀吉は明智光秀を討とうとして姫路より軍をすすめ1582年山崎に至り、陣をしき陣中に千利休を招いて茶室をつくらせた。
その後に解体され1623年頃に妙喜庵に移されたと言われている。
この待庵は千利休独特の構想で建てられ、現存する茶室建造物としては日本最古のものであって千利休の遺構としては唯一のものである。
→ 諸説あるみたいです。









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by matu-cafe | 2013-12-26 09:36 | 建築めぐり | Comments(0)